設備・機械

MITSUBISHI DY-340(工業用上下送りミシン)

もうかれこれ40年以上も動き続けていることになる。

未だに現役で動き、薄い生地から厚手の革まで幅広く対応できるのがこのミシン。合計8台ぐらいが常に稼働しています。

当社ではグローブ縫製の工程ごとにミシンを使い分けているので、糸の番手や針の太さ等が異なるDY340が複数台と、さらに本縫い担当の人それぞれに専用のミシンを1台ずつ用意しグローブに針を通している。

このミシンの特徴は、本体のほとんどが鉄でできており重さが約50kg。家庭用のミシンとは比べ物にならないほど重厚な造りになっているがその分耐久性に大変優れている。また、一般の家庭用ミシンや服飾縫製用のミシンは下送り(送り歯が下側にだけ付いていて、上側の押さえで布を送り歯に押し付けて生地を前に送っている)と呼ばれる種類だが、このミシンは上下送りという機構を持っている。部品が多く仕組みが複雑にはなるが布を送る力が2倍になるので縫う生地を選ばずに正確に縫うことができる。

縫製担当者の専用ミシンは長時間作業しても疲れにくいように、その人の体格や姿勢に合わせて机の高さやペダルの踏み込みの深さ、モーターのスピードまで全て調整しています。

ミシンを踏むと針先がまるで自分の指先のように細やかで自由な扱いができるようになっています。

油のしっかり染み込んだミシンは思ったよりも静かで、無骨な機械に似つかわしくないほどの繊細な動きを見せてくれます。


ミシンのオーバーホール・調整を行いました。

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