821シリーズ:コンセプト

コンセプト

とにかく頑丈に

 羊革のフィーリングは素晴らしい。
しっとりとした手触りのでピタっと張り付くような感覚は革のグローブならではのもの。
しかし、プレー中に破れてしまうようなものはNG。
同じサイズのグローブを何枚も持っていれば取り替えも効くが、なかなかそうもいかない。
そこで、今時のグローブとして使い勝手も良く、破れにくい素材の研究に取りかかりました。
安心して思いっきりスイングしたい!雨の中でもいつもと同じパワーで振りたい。そんなグローブがあったらなぁ…。
そう思い立った日から、頑丈な生地を求め、まずは生地屋を漁り回りました。

 

生地の力を100%引き出す

 そして見つかった生地は、少し厚手でゴワゴワした合成皮革でした。
おお、たしかに強い。大人の男が思いきり左右に引っ張っても破れる気配もない。
これは、と思いさっそく手袋に仕上げてみる。すると、頑丈すぎて指をぎゅっと締め付けられているような感覚がする。
しかも、グリップ面は堅く、握っている感覚もよくわからない。
これでは「ゴルフグローブ」とは言えない。
強くて、しなやかで、摩擦力も持たせるためにはどうすればよいか・・・。
頭を抱え、繊維や生地のパターンを変え、添加物を加えなめし加工もやってみた。製造者に幾度も相談した。
少しずつ良くなってくるものの、これだ!という方法は見つからず。
数年がかりのトライ&エラーで得られたデータから生地開発に反映させ、そして仕上がった生地に本革と同じなめし加工を施し
821シリーズは誰にも真似できない全く新しいグローブとして誕生しました。

 

雨の日が嬉しくなるグローブです

 雨天専用グローブ、というものがショップに並んでいるが、雨天も兼用というのはなかなか難しかった。
今までの革製や合成皮革のグローブには、撥水加工を施し雨天時のグリップ力をキープさせるグローブがほとんどです。
しかし、それでも大雨になると、生地は水滴をはじく為、ラバーグリップと革の間に水が溜まり、水を挟んで握っている状態になりグリップ力が低下してしまいます。
そこで、821シリーズの生地は水を吸収するように加工しています。
この生地は水を含んでも弱くならないばかりか、むしろ水を含んだ状態のほうが強度が上がるという、変わった素材です。
雨の日には、水浸しのグローブをぞうきんのようにじゅわっと絞り、そのまま手にはめて使用してください。
このマイクロファイバーが本領を発揮するときです。驚きのグリップ力に誰もがきっとご満足いただけることでしょう。
ツウな使い方としては、晴れの日や乾燥した日には、少し水で湿らせて使ったりするのも効果的です。
使用後はウェアといっしょに洗濯機に入れて洗い、日陰に吊して乾かすと長持ちします。

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