製品を企画、販売するときに、定価をどうやって決めているのか。

製造に関わる材料代や作業のための人件費といった製造原価はもちろん、パッケージ代や送料、諸々の手数料といった直接商品に関係のない部分も含めて定価を決定します。

通常、その中でもとりわけ割合が大きいものが「広告宣伝費」です。

大々的に雑誌に記事を取り上げてもらうと大きな金額が発生します。それをペイできるように、定価の中の何割かは広告宣伝費が含まれています。

 

メーカー製のグローブの場合、原価の安いアジア諸国の大きなグローブ工場で同じ製品を大量生産し、その生産力を武器に、薄利多売で広告宣伝費を回収するように持っていくケースが多いようです。

一方、オーダーメイド製品の場合は、一つ一つ違う製品をつくるため作業の効率化が難しいうえにプロセスが倍以上に多く、原価の部分からコストを削減するのは難しいでしょう。そこに広告宣伝費が乗ってくると、定価設定はかなり高い値段になってしまうことが想像できると思います。

 

それらの点で有川革嚢のオーダーメイドグローブは、広告宣伝費をできるだけ抑えて定価に影響しないようにしています。

楽天やアマゾンなどのインターネットショッピングサイトに出店すると、月々の売り上げから一定の割合を手数料として取られてしまいます。また、検索サイトの広告枠も結構高額だということが知られています。

 

私たちも非常に悩ましい部分ではあったのですが、広告にお金をかけ皆様に早く知っていただくよりも、地道に口コミや人づての情報発信を頼りに皆様に見つけていただいて気軽に使っていただく方が私たちの考え方に合っているのではないかという結論になり、今に至るわけです。

ただ知ってもらうことのためよりも、気軽に使ってもらうことのためにできることを優先している、ということです。

 

その分、他の企業では考えられないような値段設定と原価率でこのオーダーメイドグローブを展開しています。

グローブを作る側としては、「本気になればここまでコスパのいい製品が作れるんだぞ!」ということをやり続けていくことが、私たちの強味なのではないかと考えています。