ビンテージパターカバー、おかげさまでますます好評をいただいております。

お客様が求めるものは、なんといっても「味わい」なんですね。

このビンテージパターカバーは、いわゆる合皮を使っているんですが、味わいという部分は本革にはなかなか勝てなかったのが現状です。

本革だったらいい、というわけではないのですが、本当に丁寧に仕上げられた革の表面(吟面)は合皮のそれとはまたひと味違い、新品の時も使い込んだときも、味わいを見せてくれるのです。

(革の中でも、きれいな味わいが出るものと出ないものがあります。この話はまたいずれ)

そんな合皮でも、もっと味わいを出せないものかと考えていたところ、もういっそ、本革と同じ加工をしちゃおうか、という結論になりました。

有川工業はここ姫路の御着地域で、いわゆる地場産業である革産業をやっている会社でもありますので、革をなめす技術と機械はもちろん持っております。

そのおかげで822シリーズなんかも展開できているんです。

さて、そのパターカバーですが、シボ出しの揉み加工というものを施しました。

革がやわらかくなり、表面を生々しくぼこぼこした風合いにするための加工です。

通常、合皮ではそんな作業はしないのですが、やってしまいました!

その結果、なんともいえないヴィンテージ感が実現したのです。

これはいいわ!これ、採用!

ということで、ヴィンテージパターカバーの革は、合皮なんですが、「限りなく本革に近い合皮」とでもいいましょうか。

そんな味わいのある一品に生まれ変わりました。
その分、取り扱いも革と同じくらい丁寧に扱ってください。